影のある女

2019年4月の健康診断で肺に影が見つかり(右上葉すりガラス影30mm)、肺がんの疑いをかけられて事情聴取中の42歳女。捜査の結果、肺腺がんステージⅠ

肺腺がん胸腔鏡手術後

DAY3

 

胸腔鏡手術が無事終わり、痛み止めも効いて思ったより眠れましたが、

やはり麻酔などの影響か少し痒みがあったり頭がぼーっとしたり。

できるだけ水分を取って排出するように努めました。

 

朝はICUや手術してくださった先生方も様子を見に来てくれて、お話ししたり。

ICUの先生曰く、最初のレントゲンを見せてもらったけど、あれでCTを撮るように言ってくれた先生がすごいと。

手術前提で見れば確かに影はあるけど、自分が健康診断であのレントゲンを見てもきっと見逃してしまうようなものとおっしゃっていました。

他のがん経験者にも言われますが、この時点で見つかったのは本当に運が良いと!

ありがたい。

 

ベッドで上体を起こし、背中に板を挟みその場でレントゲン撮影。

 

ICUでは持参のCDやラジオを聞かせてくれました。

 
 

 

ラジオは毎朝NHK FM派です。

 
 

 

 

朝から検温、血圧、尿の量など担当看護師さんがチェックして、それなりに寝返りをうったり、上体を起こしたり。

8時頃朝食

 

米飯

ししゃも

ほうれん草

卵焼き

味噌汁

 

昨夜よりはだいぶ食べられて半分くらいはいけたかな。

食後に痛み止めカロナール錠を服用。

 

というわけでご飯が食べられますので静脈から入れていた栄養の点滴、

酸素の値も良いので、鼻の酸素チューブも外れます。

肺の空気が漏れる症状がなく、脇腹の傷も化膿していませんので、

動脈からのお薬も不要で点滴の針を抜きました。

 

10時頃、手術から20時間ちょっとですが歩く練習です。

起き上がる前に背中から痛み止めをさらに入れて、

まずはベッドの横に立ちます。

めまいやふらつきがなければ脇腹からのドレーンを設置したキャスター付き点滴スタンドにつかまりながらICU内を一周。

これもやはり痛みさえなければ思ったより歩けます。

股関節を手術した方のお話では股関節でも次の日に歩かされるとのことで、

それを思えば肺の手術で次の日に歩くくらいとても弱音を吐いていられません。

看護師さんは「女性の方は貧血などでフラフラしますが、そういった感じもなく安心して見ていられます」とおっしゃっていました。

 

というわけで自力歩行が可能になりましたので、膀胱カテーテルを抜きます。

体を綺麗に拭いてもらって、持参のガウンタイプの寝衣に着替えさせてもらいます。

 

11時すぎ、車椅子に乗って病室へ移動。

入院初日と同じ大部屋のベッドへ戻ることができました。

個室だとやはり費用がかさみますがらねぇ。

こちらのベッドに戻ってみますと、ICUのベッドがいかに寝心地がよかったがわかります。

ICUのベッドってウォーターベッドで、床ずれしないようにある程の時間おきに微妙にベッドが動いてくれるんです。

だから同じ体勢でも全く体が痛くなりません。

通常の病棟に戻ってからは、上半身の痛みがあろうと自力で寝返りが必要です。

あと、実は完全に横になるより、少し上半身を起こしておいたほうが楽で痛みも和らぎますので、日中は上半身を起こした姿勢で過ごしました。

 

初めてのトイレは看護師さんを呼んでトイレまで移動します。

これも難なくできましたので、毎回呼ぶ必要もなくなりました。

 

昼食

 

米飯 170g

生揚げ野菜あんかけ

五目炒め煮

いんげんのナムル

 

早くも完食!

以降内服の痛み止めカロナール錠は1日3回飲みます。

背中から入れている痛み止めがあるとはいえ、まだ術後の痛みはありますので、

ひたすら安静です。

 

夕食

米飯 170g

フライ盛り合わせ(サーモン・チーズ)中濃ソース

ボイルキャベツ

なす胡麻和え

オクラの浸し

バナナ1本

 

痛み止めは服用中ですが、大部屋というのもあり、寝たり起きたりの繰り返し。

熟睡までの道のりは長そうです。