影のある女

2019年4月の健康診断で肺に影が見つかり(右上葉すりガラス影30mm)、肺がんの疑いをかけられて事情聴取中の42歳女。捜査の結果、肺腺がんステージⅠ

気管支鏡検査

いよいよ気管支鏡検査です。

 

午前中の検査に伴い、前日21:00以降は食事不可。

当日は6:00以降飲水不可。

 

看護師さんが検温、血圧測定をしてくださって、

検査1時間くらい前にL-乳酸ナトリウムリンゲル液500mlを点滴。

 

検査前に装飾品は全て外し、トイレを済ませ、車椅子に乗ります。

肩に抗不安薬の筋肉注射。(これは少し辛いです)

さらに口に麻酔用ゼリーを含みながら検査室に向かいます。

 

手術室のすぐ横で先ほど含んだ麻酔用ゼリーを吐き出し、今度は喉の麻酔。

霧状のものを息を吸った時に噴射されます。

まだ麻酔が効いていない最初の方は嗚咽してしまいますが、

そのうち感覚がなくなってくると平気になります。

唾液などは誤飲をしないように全て吐き出すのが口内の感覚も薄れてきて少し不安です。

全ての麻酔を噴射した頃には声帯も麻痺していますので、声は出せますがおかしな感じ。

 

いざ検査室に入室しベッドに横たわり、体を縛り付けられます。

目隠しもされます。

多少の不安はあるものの、点滴で麻酔を入れた直後に喉から気管支鏡を入れましたらすぐに眠ってしまいました。

説明では直径4~6mmの細くて柔らかい管で、

胃カメラより細いらしく(胃カメラの経験はないのですが)、

麻酔のおかげで施術中は痛みも不安も全くありません。

実は後半に麻酔が切れて目が覚めましたが、

手で合図をするとまた麻酔を入れてくれて程なく検査は終了。

 

今回は肺の組織、細胞などの検体を5つほど取ったそうです。

 

意識は朦朧としたまま看護師さんが病室まで車椅子で運んでくれて、

ベッドで1、2時間ほど寝ましたら意識もだんだん戻ってきて会話もできるようになりました。

 

最初のトイレは看護師さんを呼んで行くのですが、

問題なく体も動きましたので、試しに少量のお水を飲んでみます。

むせが無ければそのまま食事も可ということで、

前に記述しました軽食を食べ、検査後していた点滴も外され通常通りの生活がすぐにできました。

 

夕方再びレントゲンを撮り、肺に異常がないか調べます。

 

お酒の強い方は麻酔が効きづらいようですが、

トラブルもなくリカバリーも早いですし、終わってみれば思ったより気楽な検査という印象です。