PET検査 体幹部(頭部–大腿上部)
初めてだらけの検査。今回はPET検査です。
PET検査についてはこちらでわかりやすく説明されています。
簡単に言うと、放射能を含む薬剤を体に入れると、糖を食べて増殖するがん細胞が薬剤を取り込み光るので、全身のがんを一度に調べることができるようです。
注意点
✅検査5~6時間前から絶食
✅水やお茶は飲めるが、コーラ、ジュース、スポーツドリンクなど、糖分を含む飲み物は禁止
✅血糖値が高いと検査の制度が落ちます(糖尿病など)
✅疲労回復のため筋肉のブドウ糖代謝が盛んになるため、検査前日及び当日の激しい労働や運動はNG
歩いたり、階段を上ったりの日常生活は問題なし
✅妊娠の可能性のある場合は検査ができません
✅放射能を含んだ薬剤を注射していますので、検査後6時間は小さなお子様との接触は避ける
添い寝や抱っこ、授乳な度は検査後1日待ったほうが良いとのこと
当日の検査手順
1. 問診の後検査着に着替え個室に通されます
2. 血糖値測定後、この前にMRIを受けていた点滴用針から薬剤を静脈注射します
3. 全身に薬剤が行き渡るまで1~1.5時間個室で待機
体を動かしてしまうとそこに薬剤が集まってしまうので、スマホも本を読むことも20分は禁止されました。
読書も脳や目に薬剤が集まってしまうとのことです。
4. 余分な薬剤は膀胱にたまってしまうので、撮影直前に排尿するよう案内があります
5. 検査室の機械に横たわり、体と頭を固定され、撮影30~40分
動くと写真がブレてしまうので、動いてはいけませんが、ちょっとしたくしゃみや咳は大丈夫みたいです。
撮影後画像チェックをして問題なければ着替えて検査終了です。
こちらの撮影もMRIほどではないもののマシーンノイズが結構あります。
今回もアレルギー反応は出ませんでした。
検査後はできるだけたくさん水分を取って薬剤を排出するようにしました。
私にも12歳の子供がおりまして、
看護師さんの説明では就学児であれば2m離れていれば放射線は問題ないとのことですが、
念のため検査後6時間過ぎた後も夕食は別で取り、接触が少なくなるように努めました。
安全性について
検査で18F(フッ素18)という放射線同位元素を含む薬剤を注射します。
18Fは半減期が110分で、時間とともに加速度的になくなります。
PET/CT検査では18Fによる被曝にCTによる被曝が追加されます。
この検査による放射線の影響は一年に自然界から受ける被曝(自然放射線による被曝)の4~6倍とのこと。