影のある女

2019年4月の健康診断で肺に影が見つかり(右上葉すりガラス影30mm)、肺がんの疑いをかけられて事情聴取中の42歳女。捜査の結果、肺腺がんステージⅠ

最終診断 肺腺がんステージⅠ (原因、手術内容)

CT気管支鏡検査MRI、PET検査、全ての結果を受けまして、

下された診断は「肺腺がんⅠA」

最初から肺がんの疑いはかけられており、

年齢など考えても進行が早いので手術は早めが良いとのこと。

仮の手術日は決まっておりましたが、そのまま手術を行うという流れになりました。

 

今年の健康診断で肺に影が見つかってから2ヶ月ほどで手術まで決まってしまったわけですが、

タバコは全く吸いませんし、自覚症状がないままここまできまして、

全く疑ったことのない病気がいきなり発覚し、

恐怖心が芽生える前に結果が出てしまったわけです。

 

また、まだ若ければやりたいこともたくさんあるしショックを受けたんでしょうが、

常にやりたいことを優先して生きてきたので、後悔することもなく、

癌と言われてもそこまで落胆するようなヤワな精神ではありません。

結果を受け止め、できることに最善を尽くそうとすぐ気持ちをシフトしました。

 

まず、私のように喫煙者でない女性が肺がんになるのか?

実は結構多いようで、女性ホルモンが多いというのが一つの原因とも言われています。

もちろん遺伝、その他環境問題、副流煙など様々な要因が絡み合っていると思います。

 

肺がんに限らず、私の周りにも癌の闘病中、克服して復帰された方などたくさんいらっしゃいます。

今では2人に1人が癌とも言われる時代ですけれども、

誰でもなりうる病気だということと、早く見つかれば今は死ぬような病気ではないということ。

そういった意味でも、年に1回受けている健康診断で早期発見できたのは非常にラッキーだったと思います。

初期の段階でも場所によっては手術ができないこともあるようです。

 

私の癌のステージ

T因子(腫瘍の状態)

T1:癌がもっとも大きいところが3cm以下で、肺の表膜(胸膜)を侵しておらず、それぞれの肺葉への空気の通り道(葉気管支)よりも奥に存在する状態。

さらに私は癌の大きさが1cmより大きく、2cm以下のものですので

T1bに該当します。

 

N因子(リンパ節への広がり)

N0:リンパ節に転移がない状態

 

M因子(他の臓器への転移の有無)

M0:転移なし

 

T、 N、M因子の組み合わせで私の病期はステージⅠAで完全胸腔鏡下手術で決定しました。

完全胸腔鏡下手術は普通は4つの小さな傷をつけます。

一つは3~5cmほどの傷で、脇の下からやや前よりにつけます。

後の三つは1~2cmほどの傷です。

 

無事に癌が取り除けましたら、放射線治療も、抗がん剤治療も必要がなさそうで、

1ヶ月ほどで仕事にも復帰できそうです。